陶器と洋食器 電子レンジ利用

日本の陶器も海外の洋食器も、基本的には電子レンジでの利用には問題はありません。電子レンジで利用できないものは、大きく分けると2種類です。一つは金属製品あるいは一部に金属を使用した製品であり、これは間違ってレンジに入れて火花を飛ばしてしまった経験のある人もいるかもしれませんが、使うことはできません。もう一つは、単に熱に弱いものです。レンジで加熱すると普通の料理の温めでも100度近くになることはありますし、ケーキを焼くなどの調理では200度から300度程度になることもあります。この温度に耐える必要があるわけです。

陶器も、海外の洋食器も、本質的には粘土を焼いてガラス状になるまで加熱し、ガラスのように溶けた粘土が互いに結合した後に冷えて固まることで製品として完成します。これは可逆的な反応ですので、再び粘土がガラスのように溶けるまで温度が上がれば、製品は溶融してしまいます。ですが、この温度は700度から800度程度と、かなりの高温です。

家庭にあるレンジでは、安全装置も付いており、ここまでの高温になることはありません。ですから、製品をレンジで使っても基本的には問題はありません。ただし、金属の装飾が付いていないかには注意しましょう。

陶器製の洋食器が齎す魅力

陶器は粘土質の土を焼き固めて造られるもので、厚みが出る・水を吸い込む性質を持つという特徴があります。

洋食器として活用される場合、使い込むほどに味わい・風合いが深みを増すという魅力があります。洋食は日本料理等と比較すると、素材を大きく加工した上で完成した料理として整える傾向が強いと言えます。口中調味よりも一体化した料理の味わいに頼る訳ですが、そこから醸し出される味わい・香りが移り込む事により、陶器である食器自体がより力強さを増して来るのです。

その力強さは、料理全体に微妙なアクセントを与える事となります。洋食ではソースを多用するので、こちらにその微妙な味わいが移りこんで隠し味的な役割をも果たす事となります。そしてソースはシェフの手作り・オリジナルといった事が多いのも洋食の特徴である為、使われるほどに陶器としての洋食器のオリジナリティまで高まって来る事となります。

伝統ある洋食器製造事業者はこの事を良く知っており、その事が洋食器の陶器に伝統ブランドが多い事の理由ともなっています。従って値が張る事は多いのですが、食器としての使用感の良さは非常に高く、且つ美術品としても重宝されるほどの存在感を有しているのも大きな特徴となります。